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マルチタイムフレームBMAを使う

マルチタイムフレームとは、ある時間足のチャートに、それより上位の時間足のチャートのインジケーターを表示できる機能をいう。

BMAでは、現在の時間足で利用できるだけでなく、上位時間足のBMAを現在の時間足に換算表示できるマルチタイムフレーム機能を持っている。これを、マルチタイムフレームBMAという。

これにより、現在表示しているチャートで上位時間足の大きなトレンドを確認しながらトレンド分析ができるので、さらにトレードを優位に行える。

また、マルチタイムフレームに用いる上位時間足は、1つだけでなく直近の上位時間足を含めて3つの上位時間足のものが表示できる。例えば、15分足のチャートには、3つの時間足、1時間足、4時間足、日足のBMAラインを換算表示することができる。

上位時間足の3つの時間足のチャートをそれぞれ開かなくても、15分足のチャートだけで、上位時間足の大きなトレンドとなる1時間足、4時間足、日足のBMAラインを見ることができるのである。とても便利な機能だ。


シンプルなマルチタイムフレームの事例

マルチタイムフレームBMAは、3つの上位時間足のBMAを表示できるが、ここでは、シンプルなマルチタイムフレームBMAとして、直近の上位時間足のBMAを1本表示してみよう。

下記の図は、日足チャートに短期のBMA2のラインを表示したものだ。

BMAライン方向の上昇下降を色分けして表示しているので、その都度の短期的なトレンドが上昇なのか下降なのかは、一目瞭然である。一方で、このチャートからは、大きなトレンドがどうなっているのかは、わからない。


日足のBMA2 ライン

そこで、マルチタイムフレームを使って、現在表示している日足のチャートに、上位時間足である週足のBMA2のラインを表示すると、大きなトレンドがはっきりする。


下の図は、直近の上位時間足である週足のBMA2ラインにおいて、四角の枠で囲まれた部分を、マルチタイムフレームBMAを使って、日足チャートに換算表示したものだ。

たった、1本のマルチタイムフレームBMAのラインが、日足チャートの上昇と下降の大きな週足のトレンドを見事にとらえており、その大きなトレンドの中で、週足ではわからない日足の細かい値動きを確認することができる。


週足のBMA2 ライン


マルチタイムフレームで表示した直近の上位時間足である週足の BMA2 ライン
日足チャートに週足のBMAラインをマルチタイムフレームBMAで表示した事例

以下の2つの図は、いずれも日足チャートであるが、上のチャートは、日足のBMA2のラインのみ、下のチャートは、それに週足のBMA2ラインをマルチタイムフレームBMAでプラスしている。

上の図では、日足のBMA2ラインの小さなトレンドしかわからないが、下の図では、日足のBMA2ラインの小さなトレンドが、週足の大きなトレンドの中でどのように動いているか、日足のチャートを見るだけでよくわかる。


日足のBMA2 ラインのみ


日足のBMA2ラインに、週足のBMA2ライン( BMA2 MTF0 )を追加


すべてのマルチタイムフレームの事例

マルチタイムフレームは、3つの上位時間足について、おのおの短期BMAライン3本を表示できるが、上記のシンプルなマルチタイムフレームの事例では、マルチタイムフレームをわかりやすく説明するため、直近の上位時間足におけるBMA1本のみを対象とした。ここでは、3つすべての上位時間足のマルチタイムフレームBMAをすべて適用したものを表示してみる。

マルチタイムフレームBMA、BMA MTF は、3つの上位時間足に対して短期BMAがそれぞれ3本あるから、かけ合わせるとBMA MTF は合計 9本となり、BMA MTFのラインすべて表示すると、とても複雑なチャートになるが、このチャート1つで、3つの上位時間足の3つの短期トレンド、すべてがわかるのだ。


マルチタイムフレームBMA

  • 3つの上位時間が対象
  • 3本の短期BMAラインが対象
  • 合計9本



マルチタイムフレームBMAに用いる上位時間足は、
表示チャートの時間足に応じて、以下の表のような組合せをあらかじめ設定している。なお、MN3は四半期足、Y1は1年足、Y3は3年足を意味する。

それでは、マルチタイムフレームBMA、BMA MTF の合計 9本のラインすべてを表示してみよう。

BMA MTFのラインすべて表示すると、とても複雑なチャートになるが、このチャート1つで、3つの上位時間足の3つの短期トレンド、すべてがわかるのだ、すばらしい。

シチュエーションは、上記のシンプルなマルチタイムフレームの事例と同じにしている。

ちなみに、この日足のチャートは、ドル円で、左上部が、2024年7月3日につけた数十年ぶりの最高値約170円になった場面、中央やや右上部の高値が、その後の戻り高値 約159円になった場面が入っている。


すべてのマルチタイムフレームBMAを表示した事例

上図において、最高値の箇所や戻り高値の箇所では、すでに解説した週足のBMA2のBMA MTFラインが、それぞれの天井から下降トレンドにいたる様子をうまくとらえているが、一方、最高値の箇所や戻り高値の箇所では、それぞれ、四半期足のBMA1のBMA MTFライン、月足のBMA2のBMA MTFラインが、それぞれ抵抗線となり、価格は下落に転じている。

このように、BMA MTFラインは、大きなトレンドのうねりをとらえたり、大きなトレンド反転における支持線や抵抗線となっているのがわかる。

この図を見るかぎり、ここ数年、ドル円は、高値でもみ合っており、2021年から始まった上昇トレンドは、持ち合っている。いくつかの上位時間足のBMA MTFラインが、傘のように覆いかぶさっているが、これは上昇トレンドから下降トレンドへ反転するときにしばしば現れる現象だ。


現在の状況は、ドル円が2012年から上昇トレンドになり、2015年に天井を付けたあとの数年間とよく似ている。そのときは、下降トレンドに反転せず、2020年まで持ち合い相場となり、その後、2021年より、新しい上昇トレンドが始まり、現在に至っている。

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