価格の未来をテクノロジーで可視化する

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金融市場の過去データからの定量的な分析により構築された数理モデルに基づく最先端のクオンツ分析とトレンドを可視化するテクノロジーが、あなたの豊かな未来を引き寄せる

トレンド分析が飛躍的に進化した BMA

2008年に私は、従来の古典的な移動平均線への不信感から、過去のデータを繰り返し検証した結果、移動平均線の遅行性の欠点を解決する新しいアイデアを思いついた。すぐさま数理モデルの構築に取りかかった結果、発明といえるほどの画期的な移動平均線を開発することができた。それが価格の未来を知るための移動平均線 BMAだ。

現在、2025年だから、それから約20年近く、BMAと向き合い、BMAを育てていく中で、ますます、BMAの有効性やBMAの価値をあらためて実感している。このようにBMAはつい最近できたものではなく、歴史があり、進化し続けている移動平均線なのだ。

最初のBMAは、表示中の時間足のデータを用いる単純なライン1本のみだったが、その途中で、何度もスクラップアンドビルド、試行錯誤を繰り返しながら、いくつかの新しいテクノロジーも加わって、価格の未来を知るための強力なテクノロジーとして、今では、多くの投資家の役に立つ移動平均線として、大きく成長を遂げている。


ここで、あなたにいくつか質問を用意している。
これらに答えることで、あなたの問題が明らかになるとともに、新しい解決策があることを知り、将来に希望が湧いてくるはずだ。



質問 あなたは、トレンドをはっきりと確認できる方法をもっているだろうか。


トレンド分析では、多くの方が古典的な移動平均線を使っていると思う。しかしながら、この移動平均線は、のちほど詳しく解説するが、遅行性という致命的な問題を抱えている。古典的な移動平均線を使うことで、私たちは、知らず知らずのうちに不利な状況になっているのだ。この事実に約20年前、私は気づき、BMAを開発した。

BMAは、従来の古典的な移動平均線にはない大きな優位性を持っている。以下で詳しく解説するが、それは、トレンドへの遅行性が少なく、BMAラインの方向がトレンド方向に一致するという点である。これは、従来の古典的な移動平均線では実現できていない画期的な特徴であり、BMAラインを利用することで、トレンド方向が簡単にわかり、トレードを優位に行える。

知りたいと思う期間のトレンドは、その期間のBMAラインを使って、ただBMAラインの方向を確認すればよいのだ。ラインが上昇していれば、トレンドは上昇トレンドであり、ラインが下降して入れば、トレンドは下降トレンドである。トレンドは、単純にBMAラインの方向を確認すればいい、とても簡単だ。


BMAラインの方向がトレンドの方向になる
BMAラインはトレンドの境界になる


さらなる進化を続ける BMA


質問 あなたは、トレンドを認識するのに苦労していないだろうか。
あれこれ悩んでいるうちに、自分が考えているトレンドとは逆になった経験はないだろうか。

BMAでは、トレンドを色の違いで可視化するという新しい概念を導入し、BMAラインの方向が、上向きなのか、下向きなのかを、色で視覚的に直接、直感的に判断できるよう、いくつかの新しい可視化機能を追加して、これまでよりトレンドの判断能力を著しく向上させている。


トレンドを色の違いで可視化する方法には、3つの方法がある。

1つめは、BMAラインの上昇下降を2色で色分けする方法
2つめは、BMAラインにもとづく上昇下降のトレンド領域を2色で色分けする方法
3つめは、サブチャートに時系列で、BMAラインの上昇下降を2色のブロックで色分けする方法


ぱっとチャートを見て、目に入ってくる色を見ることで、直感的にトレンドがわかる、あれこれ考える前にトレンド判断ができる、それが新しいBMAだ。この内容については、詳しく、「トレンドを色の違いで可視化する3つの方法」の箇所で解説する。


BMAライン方向の違いに基づくBMAラインの色分け


BMAライン方向の違いに基づくトレンド領域の色分け


サブチャートに表示する短期BMAラインの方向等のブロックによる色分け



質問 あなたは、ボリンジャーバンドを使っているだろうか。
統計学的な概念を使った素晴らしいトレンド分析手法だ。だが、残念なことにボリンジャーバンドの中心線は、遅行性の問題がある古典的な移動平均線、単純移動平均線SMAだ。


BMAでは、直接、BMAラインに関するものでないが、ボリンジャーバンドに関して、BMAラインを使った新しいボリンジャーバンドも提供している。

繰り返し述べるが、ボリンジャーバンドは、統計学的な概念を使った素晴らしいトレンド分析手法だ。だが残念なことに、ボリンジャーバンドの中心線は、遅行性の問題がある古典的な移動平均線、単純移動平均線SMAだ。トレンドの分析手法として、いちじるしく低い評価となってしまう単純移動平均線SMAを中心線に使うことで、ボリンジャーバンドのトレンド分析手法としての評価も、当然のことながら低くならざるをえない。

そこで、ボリンジャーバンドの中心線をBMAラインに変更することで、ボリンジャーバンドは、真のボリンジャーバンドとなり、トレンド分析に大いに活用できるものとなる。

このBMAラインを中心線に使ったボリンジャーバンドを使用することにより、BMAラインによるトレンド分析を行いながら、同時に、BMAラインを中心線にしたボリンジャーバンドによるトレンド分析も利用することができる。その結果、トレンド分析の精度や安心感が大きく向上するのである。


また、BMAラインを使った新しいボリンジャーバンドでは、短期と中長期のボリンジャーバンドを同時に重ね合わせることで、短期から中長期までのトレンドを全体に俯瞰しながら、トレンド分析を行える。これについては、のちほど、BMAラインを使うボリンジャーバンドによりトレンドを知る方法、において詳しく解説する。


3種類のBMAラインとBMAを用いたボリンジャーバンドを同時に表示


短期と中長期のボリンジャーバンドを同時に重ね合わせて表示する


古典的な移動平均線の問題

上述したように、私は、従来の古典的な移動平均線への不信感からBMAを開発したが、このBMAを語る上では、まず、従来の古典的な移動平均線の実態を知ってほしいと思う。後ほど、詳しく解説するが、問題は、移動平均線に内在する遅行性という問題だ。

これは過去データを用いるすべてのテクニカル指標に共通するものであるが、問題は、この遅行性がトレードにおいて、どういう影響を与えるかということが重要となる。

金融商品の値動きは、ご存じのとおり、移動平均線のような平均的なスムーズな動きではなく、上下動をともなう波のような動きであったり、不規則でランダムな動きをして、上にいったり下にいったりを繰り返している。

しかも、このような上下動は、緩やかであることはめずらしく、多くは、急激な上昇や下降をともなうものである。


結論からいうと、従来の古典的な移動平均線の遅行性がトレードで問題となるのは、このような急激な上下動をともなう値動きの中において、トレンドが反転するときだ。


理論価格と従来の古典的な移動平均線との比較

上の図は、理論価格として用いた正弦波、サインカーブと、古典的な移動平均線であるSMAとEMAのラインを表示したものである。SMA、EMAの計算本数は、10本としている。また、サインカーブの詳しい情報については、のちほど解説する「古典的な移動平均線の致命的な問題」に記載している。

図からわかることは、上昇トレンドから下降トレンドへ、下降トレンドから上昇トレンドへ、トレンドが反転するときに従来の古典的な移動平均線では、その遅効性のために、その移動平均線に関する情報のみからトレンドの反転を認識することは困難であるということだ。従来の古典的な移動平均線では、逆にトレンドは続いていると判断をして、実際に生じている価格のトレンド反転を見落としてしまい、トレードでの反応が大きく遅れることになる。

これが、従来の古典的な移動平均線の遅行性による問題であり、従来の古典的な移動平均線では、トレンドが反転していく時に、その遅行性によりトレードにおいて致命的な結果をまねく可能性が大きい。

金融商品の値動きにおいて、トレンドの反転は頻繁に生じており、天井や底からトレンド反転して新しいトレンドが始まるときに、その変化を認識できなければ、トレンド指標としての価値は、いちじるしく低いと評価せざるを得ない。

残念ながら、それが、多くの人が利用している従来の古典的な移動平均線の実態である。


この従来から使われている古典的な移動平均線の致命的な問題については、のちほど、客観的なデータに基づいて、詳しく解説を行う。


古典的な移動平均線とBMAラインとの違い

次に、BMAラインと古典的な移動平均線であるSMAとEMAのラインの違いを、正弦波、サインカーブを理論価格として表示した下の図に、両者を表示して、比較してみてみよう。なお、BMA、SMA、EMAの計算本数は、同じ10本としている。


理論価格とBMAラインとの比較

BMAラインでは、トレンドの反転が起こる際には、事前に、必ず、価格は、BMAラインをクロスし、価格とBMAラインの上下関係が逆になる現象が起こっており、さらにBMAライン方向の反転から、トレンド反転の初期段階をはっきりと認識できる。

一方、古典的な移動平均線でも、同様に、価格が移動平均線をクロスする現象が起こっているが、古典的な移動平均線は遅行性の影響が大きく、このときすでに、トレンド反転はかなり進み、価格は大きく変動している。このように、古典的な移動平均線では、移動平均線の方向や価格との上下関係からの情報では、トレンドの反転を認識するのは困難であり、結果的にトレードでの反応が大きく遅れてしまい、致命的な結果をまねいてしまう。

これが、従来の古典的な移動平均線のトレンドとの関係における実態であり、BMAラインと比較することで、BMAラインの優位性がより鮮明となり、はっきりとわかる。


BMAラインの方向がトレンド方向に

BMAは、従来の古典的な移動平均線の遅行性を大幅に改善したものであり、トレンドへの遅行性が極端に少なく、正確にトレンドを分析するという点で、非常に優れた分析指標となっている。

すでに述べたように、従来の古典的な移動平均線と大きく異なるBMAの大きな特徴の1つは、トレンドへの遅行性が少ない結果、BMAラインの方向がトレンド方向に一致するという点にある。


BMAのライン方向が、トレンド方向となる



これはどういうことかというと、
BMAラインが、上昇していれば、上昇トレンド、
BMAラインが、下降していれば、下降トレンド、
というように、

BMAの方向が上昇しているか、下降しているかをみるだけで
特定の計算期間におけるトレンドが、上昇しているか、下降しているか、
を容易に確認することができるということを意味する。


トレンドの反転も、BMAラインの方向をみていればわかる



そして、ここからが最も大事なことであるが、
トレンドの反転も、このBMAラインの方向をみていればわかるということだ。
これは、従来の古典的な移動平均線では実現できていないことである。

トレンドの反転は、BMAラインの方向が上昇から下降へ、BMAラインの方向が下降から上昇へ、変化するときであり、このときトレンド反転が確定する。


理論価格とBMAラインとの比較

BMAラインを理論価格との比較で確認してみよう。

BMAも移動平均線のひとつであるから、遅行性という問題は避けてはとおれないが、BMAは、従来の古典的な移動平均線と比較して遅行性が少なく、上図をみてわかるように、理論価格における天井や底の水平位置と、BMAラインにおける天井や底の水平位置が近いということがわかる。

つまり、これは、
BMAラインの方向の反転を見ることで、

価格のトレンド反転を、早い段階で認識できる
ということを意味する。


トレンド反転前に起こるクロスと上下位置の逆転


理論価格とBMAラインとの比較

さらに、この図には、BMAラインの大きな2つの特徴があらわれている。それは、1つには、理論価格とBMAラインのクロスであり、もう1つは、それにともなう理論価格とBMAラインの上下位置関係の入れ替わりである。

上昇トレンドの時は、価格はBMAラインの上に位置するが、天井付近になると、理論価格はBMAラインを右にクロスすることにより、価格はBMAラインの下に位置するようになる。

逆に、下降トレンドの時は、価格はBMAラインの下に位置するが、天井付近になると、理論価格はBMAラインを右にクロスすることにより、価格はBMAラインの上に位置するようになる。

このように、理論価格とBMAラインの上下位置関係において、はっきりと確実に言えることは、理論価格がBMAラインをクロスしたあとに、理論価格とBMAラインの上下位置関係の入れ替わりが生じ、理論価格のトレンド反転が生じているという点である。

このように、価格のトレンド反転が生じる前には、必ず、

価格は、BMAラインをクロスし、
価格とBMAラインの上下位置が逆になる



ただし、この逆は、かならずしも、そのとおりにはならないことに注意が必要である。

どういうことかというと、価格がBMAラインをクロスして、価格とBMAラインの上下関係が逆になったら、必ず、価格のトレンド反転が生じるというわけでないということである。

価格がBMAラインをクロスし、価格とBMAラインの上下関係が逆になるという現象が起こった場合には、トレンドが反転する可能性がでてきたことになるが、

価格のトレンド反転が生じるためには、そのあとに、BMAライン方向の反転が必要不可欠であるということに留意する必要がある。

ただ、価格がBMAラインをクロスするということは、トレンドが反転する可能性があると事前に認識できるのは、とても重要なことである。

なにごとも段取り八分などといわれ、事前に準備することは成果を上げるうえで、重要なことである。

そういった意味で、価格のトレンド反転が生じる前には、必ず、価格がBMAラインをクロスし、価格とBMAラインの上下関係が逆になるという事実を、あらかじめ知っていれば、今後のトレードに大いに有利に働くのは間違いない。


BMAラインの具体的内容

ここまでBMAについての概要を解説してきたが、ここからは、チャート上に表示されるBMAラインの内容について具体的に解説していこう。

BMAラインは、大きく2種類に分けることができる。
1つは、現在表示しているチャートにおけるBMAであり、もう1つは、マルチタイムフレームの概念を使って、現在表示しているチャートに上位時間足の短期BMAを換算して表示するBMA、マルチタイムフレームBMAである。

  • 表示チャートのBMA
  • マルチタイムフレームBMA( 英語表記 BMA MTF )

表示しているチャートのBMAライン

表示しているチャートのBMAラインは、短期から中長期のトレンドを分析するために、BMA0〜BMA8まで、8本の計算期間の異なるBMAを用意している。

この中で、BMA0、BMA1、BMA2は、短期のBMAラインであり、表示しているチャートにおける短期的なトレンドを分析するためのものであり、3本セットで用いることが多い。

これらのBMAラインは、上位時間足との関連は、まったくなく、あくまで表示している時間足における過去データを用いての分析となる。


短期のBMAライン3本 BMA0~BMA2


マルチタイムフレーム BMAライン(BMA MTF)

マルチタイムフレームとは、ある時間足のチャートに、それより上位の時間足のチャートのインジケーターを表示できる機能をいう。

BMAラインでは、このマルチタイムフレーム機能をもっており、上位時間足における短期トレンドを分析できるBMA0、BMA1、BMA2の各BMAラインを現在表示しているチャートに、マルチタイムフレームBMAとして、換算表示できる。

これにより、表示しているチャートだけでなく、上位時間足のデータ情報に基づく大きなトレンドの分析が行える。

また、上位時間足について、上位3つの時間足を対象としている。そのため、3つの各上位時間足に対して3つの短期BMAラインが存在するので、合計 9つのマルチタイムフレームBMAラインが利用できる。

以下の図は、マルチタイムフレームのわかりやすい事例として、週足のBMAラインを日足のチャートに換算表示した事例を記している。マルチタイムフレームを利用することで、日足チャートで、週足チャートのBMAラインに基づく大きなトレンドを同時に見ながら、こまかいトレンド分析が行える。

週足チャート

 

日足チャート


マルチタイムフレームで表示した直近の上位時間足 BMA2 のライン
日足チャート上に、週足のBMAラインをマルチタイムフレームBMAで
表示した事例


BMAラインの利用価値が高くなる場面とは

これまでBMAラインの良いとこばかりを記してきたが、残念ながら、BMAラインはオールマイティではない。つまり、いつでもどこでも使えるというわけではないということを認識しておいてほしい。

まず、BMAラインを使うメリットがないと考えられる価格の値動きがある。それは、価格の値動きに上下の変動がほとんどない場合である。このような値動きでは、現在表示している時間足でBMAラインを使うメリットはない。

このようなときは、一つ上の上位時間足をみてみることである。そこでBMAラインを見てほしい。上下動がほとんどない値動きの意味が分かるだろう。

それでは、BMAラインの利用価値が高くなる場面というのは、どういう値動きの時であろうか。

それは、価格の値動きが上下に変動して、天井や底を頻繁に繰り返す、そのような状況である。そのような状況でこそ、BMAラインの利用価値は高くなるのである。また、上下に変動する程度については、大きく変動する方がより好ましく、よく使われる用語で表現すると、ボラティリティが高い状況でこそ、威力を発揮するのである。


BMAは、価格が上下に大きく変動する状況で、威力を発揮する


BMAは、どんな金融商品に使えるのか

こ最後に、BMAは、どのような金融商品につかえるか、について解説しよう。

BMAは、通称 MT4、メタトレーダー4という金融プラットフォーム上で機能するよう設計された分析指標である。したがって、BMAが利用できる金融商品は、MT4でFXやCFDとして提供される金融商品のすべてが対象となる。


FX(外国為替)取引は、ある通貨を買うと同時に別の通貨を売る取引であり、具体的には、USDJPY、EURUSD、GBPUSDなどの通貨ペアが対象となる。

CFD(差金決済取引)取引は、原資産を所有することなく、株式、指数、商品、暗号通貨、さらには外国為替自体を含む幅広い金融商品の価格変動にもとづいて差金決済を行う取引であり、具体的には、株式、株価指数、商品、暗号通貨などが対象となる。

BMAラインは、このような金融商品に対して、オールマイティに利用できる。ただし、FXやCFDにおける金融商品の種類は、MT4を取り扱う業者によって、対象となる金融商品の取扱いの有無や銘柄の内容は異なるので、事前に業者のホームページなどで確認すれば、実際に利用できる金融商品がわかる。


株式では、国内株式や外国株式がある。
指数では、アメリカのダウ30平均指数、S&P500指数、ナスダック100指数、日経平均225株価指数、香港のハンセン指数、など様々な国の株価指数が対象となる。

商品では、金、銀、銅、プラチナなどの貴金属、原油、ガスなどの資源、大豆、コーン、コーヒー、小麦粉などの農産物などが対象となる。

暗号通貨では、ビットコイン、イーサリアム、エックスアールピーなどの円建てやドル建ての銘柄が対象となる。


このように、BMAは、金融商品の中で、MT4でFXやCFDとして提供されるさまざまな金融商品が、価格の未来を知るための分析指標として利用できる。

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